今を遡る事30年ほど前ですが「僕 なんか、これだけ」と言って、一世を風靡した言葉がありました。
そして現代のミャンマーでも・・・
知る人ぞ知る検電ドライバーですね。
電気が流れているかどうかをチェックする簡易測定器で
先端はマイナスドライバーになっています。
ミャンマーで電気配線工事を依頼しますと
多くの場合は片手にこの道具だけを持った職人(風)がやって来ます。
(逆に言いますと反対の手には何も持っていません)
工事が始まると、電動ドリルを貸せ、プラスドライバーを貸せ
配線部材や絶縁テープを買って来いなど、全てを依頼者が用意する必要があります。
先だって依頼したLANケーブルの配線工事。
工事後のチェックでは一旦ネットが使えたものの、案の定翌朝には不通です。
蓋を空けてビックリ!
そう、被覆を剥いていないのです。
こんな取り回しでは干渉して性能が出ないと思いますし、末端処理もしていません。
(通常は挟み込んだ先の不用部分はカットします)
そもそも知識が無いし、技術も無い、勿論道具も持っていない
こんな人達が電気工事をするので、電気火災が多いのもうなずけます。
ミャンマー人の特性として、日本以上にノーが言えない国民性です。
知らない、出来ない、分からないミャンマーでは存在しない言葉と思った方が良いかも知れません。
皆さんもご注意あれ
その後如何したかと申しますと、結局自分で配線し直しました。