このスタイルの人を見たらご注意くださいね。
ほとんどの場合はズボンに白シャツ、そして白いストローハット(?)を被っています。
何をする人かって?
そう、この人達は歩道以外で道路を横断する人を捕まえる仕事をしています。
捕まったら護送車に乗せられて、事務所で罰金の支払いが待っています。
でも、何かが違うんですよね~
日本と異なる道路事情があり、内心仕方がないとは思います。
①ミャンマーでは歩行者は優先ではありません。
歩道であれ、車道であれ、車はクラクションを鳴らして歩行者を蹴散らかします。
横断歩道を渡るのに何分も車道上で車の通過待ちをする光景は日常的で、とても危険です。
②一部の横断歩道には歩行者用らしき信号が付いていますが
車道側には付いていない、あるいは非常に目立たない
あるいは壊れています。
もしかしたら車は止まらなくて良いのかも知れません。
③決定的に違うのは、どの交差点でも全方向の車が止まるタイミングが皆無なのです。
以前は一部の金持ちなど特別の人しか車を持っておらず、道を走る車も
少なかったので、何とかなりましたが、この1年ほどでヤンゴンの車両は爆発的に増えております。
何れの交差点でも、全部の車両が止まる事は無く、右折可、直進可などの様に
信号に関係なく常に車が進める事になっていますので、交差点上
走り去る車の途切れ目が永遠と無いのです。
朝夕の渋滞時は特にそれが顕著です。
結果として歩行者は横断歩道でも、車道でも危さにあまり変わりは無いですし
横断歩道は返って混み合う場所で危険地帯なのです。
だからと言って車道をつっきてしまう事を肯定しませんが
そんな止む無い事情もあるのです。
取り締まる事に重点を置く前に、法改正や交差点の仕組みの改正など
やるべきことが沢山有ると思うのですけどね・・・
多くの割合で日本の中古車(右ハンドル)が走っていますが、ミャンマーでは右側通行です。
日本で左ハンドルの輸入車が圧倒的な割合になったら
どうなるか想像が付き易いと思いますが、実態に併せて左側通行に戻すべきだと思いますが
皆さんはどうお考えでしょうか?
更にですが、ミャンマーではロータリー方式の交差点がございますが、歩行者にどうしろって?
勿論この付近には横断歩道はありませんので、歩行者は偉く遠回りを強いられる訳です。
話しがあちこち行ってしまいますが、ロータリー方式の交差点は、どこか一か所が
渋滞で糞詰まりを起こしますと、結果として全方向が詰まって麻痺してしまいます。
現在のヤンゴンの道路事情にはマッチしない方式になっていると思います。