入国者数や観光客は減っているのか???

巷の噂では、かの民族問題で、欧米のお客様は激減していて、そのあおりを受けてバカンやインレーなど観光地の宿泊者も減っているそうで、それら地域のホテルがハイシーズンにも関わらず、取り易い状況がございます。

一方、出てくるニュースとしては、「前年に比べ観光客は増えている」、「ヤンゴン空港からの入国者は前年比で微増」というのが主流。

ホテル観光省から定期的に出される統計資料を取り纏めたのが上の資料。

あらかたの予想を裏切り、欧米だけを見ても、昨年比も一昨年比も増加している様子が分かります。

勿論この人数は観光客だけではなくて、ビジネスや公務の人も含みますし、最近は客船の入港も増えております。

噂通り欧米の観光客が激減したとすると、それを補う以上にビジネスと公務者が激増したというのは時節柄説明が難しい感じがいたしますので、客船での短期の入国者が増えている結果かも知れません。

ミャンマーから出てくる数値なんて、全く当てにならないとお考えかも知れませんが、表をベースに見ますと、昨年は130万人たらずだった入国者ですが、今年は推計値として150万人を軽く超える事は間違いないと思われます。

ヤンゴン空港利用者が増えないなかで、全体では30%も増えている訳ですが、恐らく、他の国際空港(マンダレーやネビドー)利用者が増えたのではなくて、中国やタイなど陸路での入国者がビジネス関係で激増しているのではないかと思われますし、前述の客船客が増えている結果かも知れません。

表の数値で可笑しい感じがするのは、2015年アジア圏のその他の入国者が27万人以上いたとされておりますが、昔からの御三家のタイ、中国、日本を凌ぐ規模の入国者が、その時期にその他の記載の無いアジア圏の国からあったとは、どうにも思えませんが、一つ言えるのは、その時期を前後してアセアン地域間はNOビザ化がされましたので、一覧に記載の無い国(当時のベトナムなど)からの入国者が突出したのかも知れませんが、それだけでは説明が苦しい感じがいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA