ヤンゴン市内インヤーレイクの畔にあるIBC(インターナショナル ビジネス センター)前からピーRdを西に入ったDhamayon Stに、今回紹介する日本食レストラン「Aye」がある。日本人がさほど立ち寄る様な場所でもなく、隠れ家的な店で客の大半は、フランス人・韓国人・中国人であるとのことであるが、東京に10年間住んだというオーナーシェフの作る料理は、正しく日本の家庭料理である。
2014年11月14日にオープンしたというAyeは喫茶店であるがメニューは日本食が主で、朝のモーニングからランチ・ディナーに利用できる時間帯で開店している
中央がオーナーシェフのAye Thidar Theinさんで、右が彼女のお姉さん、左が息子さん Ayeさんは10年の日本滞在経験があり日本語堪能、息子さんも日本語勉強してるとのことで多少はOK、普段通らない路地にあり知る人ぞ知る隠れた日本食レストランである
食事後にオーナーのAyeさんに紹介されたのが、レストランはビルの1階にあるが2階は日本企業に事務所として貸しているが、その会社が新鮮な海鮮を販売しているとのことで、2階のその会社へ案内してもらった。
その会社はMyanmar Sunrise Co.,Ltd(㈱松岡の現地法人)で、もともとはミャンマーの海老を日本へ輸出するのが主な事業であったとのことであるが、最近は日本から新鮮な魚介類をミャンマーへ冷凍コンテナで輸入し、現地のホテル・レストランへ卸売りしているとのことで、輸入の一部はゴールデンヒル・タワーのミニショップと、無農薬野菜販売のグリーン・ヒルにも卸している。個人向けに小売販売は基本的にはしていないとのことであったが、一時保管のシュエピダ工業団地内にある冷凍倉庫からスタッフが、この事務所の冷凍庫へ毎日少量サンプル的に運んでおり、事務所まで来てくれる人には販売もしてくれるとのことであった。この日見せてもらったのが、刺身(生食)用のブリ・サーモン・ホタテ・イカに、三枚下ろしの鯖5枚入り、小粒ホタテ1kg、紅さけ、イクラ醤油漬け、ししゃも、ボイルズワイ蟹1.8kg、さんま5匹入り、ムール貝、牡蠣、鱈、ブラックタイガー1.8kg、伸ばし海老(天ぷら用)等々があった。次回の輸入では日本の三陸沖で取れた真イワシを漁協で真空パック・急速冷凍したもの(生食OK)や、生食用のイカでもワタが大きなものを選別して塩辛用のものも輸入するとのことであった。私個人的にはレストランもさることながら、日本からの新鮮海鮮食材の入手先を見付けだし、嬉しい発見であった。
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