ラカイン州 シットウェー水掛け前日


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今年のミャンマーの水かけ祭り及び新年の休暇(日本で言うことの年末年始休)は、4月12日~21日の10日間で、その前半である13日~16日は各地で水かけ祭りが行われるが、特にヤンゴン市内・マンダレー市内では半端でないくらいローカル・外国人関係なく水を掛けまくられると言うので、ヤンゴン脱出を計画した。
この時期、日本人は日本への一時帰国をする人が多いが、連休が少ないミャンマー一年を通してこの時しか遠出できないので、週末では出向くことができない場所へ行ってみることにした。ヤンゴンから西でバングラディッシュと国境を接したラカイン州に、ミャウーと言う古都がある。ここへは外国人は陸路で入ることは出来ず、ヤンゴンから空路で州都のシットェーへ入り、そこで1泊し翌日カラダン川を船で6時間前後かけて上らねばならない。そして帰りも船でシットェーへ下り、1泊し空路ヤンゴンへ帰る。ヤンゴンからは通常4泊(最低3泊)を要する旅行となる。
4月12日は、連休初日ということもありヤンゴン→シットェーのAirチケットが取りにくかったが、1週間前に発売開始の国営航空マンダレーAirのチケットを買うことができ、またその便が朝7時発(前日6時発に変更)であり、丸一日シットェーの街を見て回ることが出来た。
(シットェーはラカイン族とイスラム教徒(多くはイギリス植民地時代労働者としてインドから入れられた子孫)との対立があり、今でも夜は外出禁止令(行った時は9時以降、10日ほど前は6時以降であった)が出されており、外国人観光客の少ない地域である。)


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国営航空は時間変更が多く、1時間半前必着で朝4時半ヤンゴン空港国内線へ到着、空港は拡張工事中で旧国内線が解体され、臨時で迎賓ラインが国内線出発ラインへ使われていた。


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以前の国内線には無かった電子掲示板もあったが、搭乗便(朝一番の6時発)は載ってらず、館内放送で7名ほど登場手続きをしていないといい、遅延の模様。


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2便ほど後続の便に先を越されたが、15分ほど遅れで搭乗。国内の地方空港行きとあって当然のことながら、定員70名ほどの小型機。


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飛行は順調で遅れて出発であったが、定刻の到着。シットェー空港は飛行機からバスなど使わずに、徒歩で空港ビルへ向かう。


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国内線ではあるが、ミャンマー地方空港に外国人が着くと、まずはパスポートを出して、イミグレ手続き、帳面に記帳され入管が許可される。


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20分ほど待って、預け物荷物は人力車に載せて運んでこられ、個々が自分の荷物を台車から見つけて取り出し、半券と確認して受け取る。


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空港を出ると、年代物のトラックとジープが止まっており、これで移動かとも思ったが、ヤンゴンから予約しておいた出迎えの車(ハイエース)が待っており、8時過ぎ市内へ移動。


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シットェー市内へ入るとヤンゴンとは違い、多くのバイクやバイクに荷台を付けたようなトラックがバス代わりに走っていた。(やけに警官の姿が目に付く)


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市内中心部に入ると道端の屋台で、朝食を食べている人たちが・・・・何やら米緬にオイル・塩・唐辛子に白い粉を混ぜて、モヒンガー(朝食スープ緬)のサラダ版だとか)


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また揚げ物やデザートを売っている屋台もあり、シットェーは家で朝食を食べずに外で外食をする人の方が多いのか・・・・


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朝市は午前9時頃には店閉めをしだすと言うので、まずはじめにストランドRd.からカラダン川の間にあるシットェー朝市へ向かってみた。


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ストランドRd.から入ると、色々な野菜を並べた出店が多く並んでおり、奥に進むにつれ干魚などの海鮮物店が増え、イギス(海草)の干したものがあった一袋2000Ksで購入。


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最奥(川岸)にある海鮮市場の建物に入ると、大小の干エビ・干魚などが色々と並んでおり、大きなサワラの様な干魚が釣り下がっている様子は、さすが漁港の市場。


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船からその日上がった新鮮な魚も豊富で、アジ・サワラ・エイ・イシダイ・アコウ・ナマガツオ等々・・・・ここの市場が近くに有れば家で魚料理も出来るのにと羨ましい!


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この建物が海鮮市場で、建屋の内外で新鮮な海鮮物が売られている


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市場からカラダン川側に小さな門があり


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その門を出てみると、シットェー漁港で埠頭が川に突き出していた


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埠頭の回りには多くの漁船


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埠頭から引き返すと、タナカで日焼け・メイクアップの野菜販売女性に声を掛けられ


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午前9時20分市場も終わりかけだというのに、まだ多くの人出の中すり抜けるように市場を後にし、市内観光へ向かうことにした。


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メインRd.に出ると、何やらパレードをしているような一行に出会い、地元のドライバーに聞くと、水祭り前に寺院へ寄進に向かう一団だとのこと。


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旗を掲げた長老風の一団に続いて、ラカイン族の男性用民族衣装を纏って、ラカイン太鼓を叩きながら行進する若手男性が行進。


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太鼓の後には、青・オレンジ・ピンク色のラカインロンジーを纏った若い女性が、仏像などの掃除に清めの水壺を持って続いて行進。


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ロンジーの生地はミャンマー各地域で織られているが、ラカイン族のロンジーは有名で他の地域にものに比べ、長持ちするといい10年は使えるという。


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旗・太鼓・青 オレンジ ピンクの民族衣装を纏った行列に続いて、その後ろにも茶系のロンジーに白シャツの正装の一団が続いていた。


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その一行の後姿を見送って、市内観光へ


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向かった先は、洋風な建物であるが、ここはマハーグッダラ寺院


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1階には仏像が正面にあり、修行場であったが階段を上ると2階は博物館


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2階は全フリアが展示室となっており、仏像・仏舎利・コインなどが展示


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他のミャンマー地域とは異なった、ラカイン仏像には特徴があると


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次に向かったのは、ウエジョドゥ寺院


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ここのは当地の有力者が90年前に寄贈したという仏像が安置され


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寺院の僧院は、下部が洋風建物・上部屋根はミャンマー風


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2階には様々な仏像が展示され


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中には珍しい上を向いた涅槃像


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托鉢のお坊さん像


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次に寺院ではなく、ロンジーで有名なラカイン織の工房がシットェーにもあると言うので、ドライバーが案内してくれたが、水掛け祭り期間で工房はお休み。


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休み中の工房ではあったが、中は見ても良いとのことで・・・・


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休み中、案内してくれた工房の先生


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昔ながらの機織りと、奥には自動織機もあり


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ラカイン織工房から再び寺院へ向かうと、エゼーディ寺院で別名ウエジョドゥと呼ばれるお寺へ向かう。


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中へ入ると中央に仏歯が納められているという仏塔があり


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仏塔はガラスで囲まれており、中へは入れなかったが、そとから拝礼し


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仏塔の周囲には八曜日ごとに拝礼場が8方角にあり、自分の誕生曜日の場所で拝礼


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ウエジョドゥから開放公園を挟んであるのが、シットェーでは一番有名な寺院だというパヤジーで1899年に創建されたという


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中へ入ると多くの金色の円柱が並び、中央に囲まれた中に仏像が


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中央の仏像の正面へ回ってみると、正面の扉は開かれており


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胴体は金(金箔)で、顔は真鍮の仏像


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パヤジーの裏手にある寺院(名前?)へ、地元ドライバーに案内され


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その中には仏塔があり


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先の戦争で命を落とされた日本軍の慰霊碑であると


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15年前に建立されたものだと


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次にシットェーでは一番多きいい仏塔、ローカナンダ・パゴダへ向かった。このパゴダは軍事政権時代の1995年建立と新しいものであった。


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パゴダの入り口は、ラカイン風ではなくバガン風の模様で装飾


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新しいパゴダで、内部は大空間となっており、中央の仏像


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中央の仏像は4方面の入り口を向いて4体大きな仏像と、その間に数体の仏像が配置され


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4方面の入り口の壁には、仏教レリーフ


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南側から入り、北側の門から出ていく


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ローカナンダ・パゴダの北側に小さなお堂があり、向かってみる


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その中には仏像が安置され


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カラダン川から網で引き揚げられた、サチャムニ像


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1000年以上前のものだともいわれ、像の網目模様をよく見ると、小さな仏像が幾つも並んで描かれている。


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博物館の観光もと思い、ラカイン州文化博物館へ向かったが、水掛け祭りで休館。中を覗くと明日からの水掛け祭りの準備で、地元女性がダンスの練習中。


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昼食後、一旦ホテルへチェックインし休憩、今回利用したのはシュエ・タージン ホテルで数少ないシットェー市内にある外国人利用可能なホテルの一つ。


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昼食後、一旦ホテルへチェックインし休憩、今回利用したのはシュエ・タージン ホテルで数少ないシットェー市内にある外国人利用可能なホテルの一つ。


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ここには小さいながら展望台があり、北・東にはカラダン川河口、南にベンガル湾、西に黒砂のビーチが見える。


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ザ・ポイントから西側にはビーチが広がっており、先には国営のシットェー・ホテルが


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ザ・ポイントの西側は岩浜となっており、何処かの鬼洗い岩の様な景色


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ここには小さなレストランがあり、景色を楽しみながら喫茶・軽食が取れる


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ザ・ポイントから眺めた、ビーチと夕日


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真っ赤な夕日であったが、水面上のガスでベンガル湾へ沈む場面は見れなかった。


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夕日を見た後、東の空には満月の月が


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ザ・ポイントの展望台と満月

10日ほど前は国連の人口調査で、少数民族問題で緊迫状況となったとのことで、午後6時以降の外出禁止令が出ていたといい、ザ・ポインでの夕日も見ることも出来なかったし、夕食も外部レストランで取ることもできなかったと地元ドライバーが説明してくれた。
この日は、夕食を浜辺のレストラン(別報告)で海鮮料理を楽しみ、翌日のミャウー旅行へ備えて、早めに床に就いた。

以上


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